光の標準をトレーサビリティーできるjcss

普段の生活で光を必要とする場面はさまざまあります。人が何かを見るために対象物を明るくするためには照明装置が使われます。何かの注意や状況を知らせるためのサインとして利用する点灯機が使われます。その中にはランプやLEDなどの光源が使われます。その明るさが統一されていないと明暗ができて見えにくかったり、必要なサインが認識できないことになります。ランプやLEDは決められたレベルの明るさであることを確認する必要があります。この決められたレベルを確認するためには比較対象となる標準や測定器を使用して校正を行います。jcssは標準や測定器が国家標準へのトレーサビリティーを確保することができる制度です。国家間の相互認証によってグローバルな校正を行うことができます。

光の校正に使われる測定器や標準

光のレベルを表すことができる単位には色々なものがあります。cdと書いてカンデラと言う単位はランプやLEDから発射される光の強さを表します。光度標準光源によって標準となる光度を規定し、光度測定器によって測定します。lmと書いてルーメンと読む単位はランプやLEDから発射される光の束を表します。光束標準光源によって標準となる光束を規定して、光束測定器で測定を行います。そのほかに光の色の強さを表すものに波長と言うものがあります。光は電波の一つであり、その波の長さによって光の色が異なります。その波長ごとの明るさを確認するのが分光放射照度標準光源や分光放射照度測定器です。これらの標準や測定器を使用して数値化することで比較を行い、光の関する校正を行います。

jcssによって示される光源のトレーサビリティー

光源に関するトレーサビリティーは、産業技術総合研究所の特定標準器が国家計量標準になります。国家計量標準は計量法によって単色平行光発生装置、比較受光器、分光視感効率近似受光器、配光測定装置、分光放射輝度照度測定装置などが規定されています。この標準を使って日本電気計器検定所が保有する光度や分布温度、全光束、単平面型照度、分光放射照度などの標準電球を特定副標準器として校正します。認定事業者は、元となる国家計量標準か特定副標準を使って特定二次標準器、実用標準を校正して、ユーザーから依頼される光源の校正を行います。jcssの認定シンボルや標章がついた校正証明書を使うことで、このような国家計量標準までのトレーサビリティーが確保されていることを示すことができます。